どうしても
歯科の仕事をしていると
つい人の口を見てしまう
歯が着色している人
被せ物が多い人
口臭が気になる人
歯並びが乱れてる人
テレビ観ていても芸能人の歯を見てしまう
結構お直ししている方が多い
芸能人は歯が命といったもんだ
あまりにも白すぎると浮いてしまうし
大きすぎても目立つし小さすぎてもすきっ歯になってしまうしバランス大事だなと思う
さまざま口腔状態を見てきたが、
特に気になるのが上顎前突と下顎前突だ
いわゆる出っ歯としゃくれの状態。
とある街コンで知り合った人がいた
銀行マンの営業マンで神奈川県から来た人だった
高学歴高身長高収入
こんな良い条件の人いないと思った
ただ
一つどうしても気になるのが!
どうして上下反対なの!
そこだけ!
そこさえ普通だったら
今頃悠々自適だったのに(仮)
人を外見だけで判断したくないけど
仕事上気になって仕方なかった
矯正するにも大がかりだしなぁ…
兄弟
一人っ子は本当に羨ましい
買ってもらえる物は全部自分のもの
愛情は独り占め
自分だけにお金をかけてもらえる
一人っ子で
車を買ってもらったりとかで甘やかされている友達がいたが、
バイトづくしで学費代を稼ぐ
苦労している友達もいた
わたしは3人兄弟の末っ子
甘やかされて育ったんでしょ〜とよくいわれたけどそうでもない
甘やかしを毛嫌いする兄にいじめられたし
たくさんケンカするし勝てないし
片親亡くしてお金もなかった
人見知り
軽度だが人間恐怖症のわたしは
怒られるとすぐバイトを辞めるので
学費は稼げず奨学金を借りた
ワンくんは一人っ子の同じ片親だった
彼も家族もいろいろ苦労したようで
お金に厳しくなったらしい
彼に会ってからお金お金いうので
幼少期の貧しさを思い出してしまう
こともしばしば…
お金に関していい思い出がないので
考えないようにしていたのに
わたしも一人っ子だったらもう少し
マシな生活おくれたのにと常々思う
話題
「デート代少し分けましょう」
と言われた
あ、そうだった何となく
男の人が奢ってくれるものだと思っていたし
プライド?とかもあるだろうから奢られてたけど…ちょっと甘えていたのかも
そういえば彼はお金に興味があるようだ
株?ビットコイン?
突然話を振られたがよくわからなかった
株価チャートを見せられて
適当に相槌を打ってたけど
彼は嬉しそうに話してくれる
「すずさんはお金に興味無いんですか?」
うーん
そう言われても入るものには限りあるし
出て行くお金はどうにもできないし
考えた事もなかった
「お金はなるようにしかならないから〜…汗」
「それはそうなんですけど、僕は不安なんで出来るだけ貯めて節約しておきたいんです。出来るだけお金に動いてもらって…あ、仮想通過なんですけど数年前から少し勉強して…米国株には期待しているんです!トータルストックマーケティングの〜〜…聞いてますか?」
電話
5、6回くらいデートを重ねて
たまに仕事終わりに電話もするようになった
初めての電話はけっこう緊張した
緊張しながらも心地よい時間だと思った
間が空いても嫌じゃない感じ
変に盛り上げるわけでもなく落ち着いてて心地よかった
平気で1時間、2時間電話した
相手は電話を重ねてもまだ緊張しているようで
慣れてないようだった
時々小声で会話することがあったが親と同居しているので聞かれたら恥ずかしいようだ
親が部屋のドアをノックしてきたり話かけられたりしたら躊躇なく電話中断してくるのが不満だったけど。
ですます、さん付けは相変わらず。
デート
初デートは確か映画だった
観たいものは特になく選んだ映画も興味なかったが、デートといったらとりあえず映画かなと思った
ワンくんと出会うすぐ前
気になってる人がいた
銀行マンだった
これも患者さんからの紹介で、デートは2回くらいした
なかなかライン返さない人で
職業柄忙しいのは分かってたけど、何となく私に興味ないのかなと思っていた
案の定、転職を考えていて
知り合いの所へ行くことになったらしい
「都内に行くことになったから…ごめんね
この事は秘密にしてほしい」
患者さんがその人と職場が同じだからだろう
知られたらまずいらしい
じゃあこの出会いは何だったのか
デートの意味があったのだろうか
なぜ紹介する話になった時
断らなかったのか
どんな相手かみてみるかくらいの軽い気待ちだったのか
最悪のディナーだった
ワンくんとランチに行ったお店は
銀行マンとの最後のデートのお店だった
お店での悪い思い出を払拭したくて
ワンくんとのランチに選んだ
銀行マンの話をしてみてワンくんがどう思うのか観察してみた
「ぼくは都内には行かないので大丈夫ですよ」
そういった
なんだか救われた気がした
悪い思い出が良い思い出に変わった
この人だなと思った
元カノ
2人での飲み会はとても穏やかで楽しかった
飲み過ぎるわけでもなく
騒ぐわけでもなく
もちろんボディタッチもなく
仕事の話や趣味の話、恋愛の話なんかもした
「傷のない腕は綺麗ですね」
私の腕をまじまじと見て言った
「以前お付き合いしていた人はー」
喫煙
退学
父親のDV
二股
自分が彼女を救ってやりたいと
思っていたけど
貴方には無理だと言われた
それに彼女にとってワンくんが1番じゃなかったそうな。
5年前に付き合っていた彼女は
結構壮絶な人だった
驚いた
こんな穏やかで
優しい人が
いわゆる、メンヘラと付き合っていたとは
そしてしだいに連絡がつかなくなり、
当時かなり引きずったと…
その後彼女が2人できたけど
メンヘラ彼女の穴は埋められなかったそうだ。
5年経った今ではもう時間が解決してくれた
と言っていたけど
…本当かな?
やりとり
と思いきや、次の日の朝
気づいたらラインがきていた
思ったとおりの丁寧なメッセージ
年下の私に対しても敬語
連絡がきて嬉しかった
しばらくやり取りが続く
男性でこんな丁寧で落ち着いた
ラインをしたことない
今まで馴れ馴れしくて気が乗らないやり取りしかしてこなかったから新鮮だ
連絡取り合っているのだから次は2人で会わなければと思った
だけどなかなか言われないので、合コンの時はお酒飲んでなかったから今度は飲み行こうと
誘ってみた
そしたらいつが空いてますか?と言われてお店を予約してくれた
この辺りでもう1人の人とのラインを終わらせた
賢い女子はキープしとくのかもしれないが
なんだか悪い気がしてやめた